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2016年04月14日
【季節の話題】
ハリネズミの針の脱落
ハリネズミは学名hedgehogといい、「生垣の豚」と訳されています。ハリネズミは実はねずみの仲間ではなくモグラの仲間です。全身に約5000本の針を持ち、「シュ〜!シュ〜!」といって、体を丸めて外敵から身を守る習性があります。この針実は体毛がまとまって硬化したものです。触るときはタオルや手袋をしないと痛い目にあいます。

ハリネズミによく認められる疾病に疥癬症があります。この病気はヒゼンダニが寄生することによる皮膚病です。この病気にかかったハリネズミは、皮膚がフケ状になってガサガサしてはがれてきます。さらには、針の付け根に被膜状のものが付いて、針が脱落してしまいます。

治療はダニの駆除剤を2週間間隔で2回注射します。それでもダニが寄生している場合は、さらに追加します。
感染したハリネズミがいた場所は、消毒することによってさらなる広がりを防止しましょう。
ダニ.jpg

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2016年04月11日
【最近のペット事情】
私のできる猫愛護とは
県下でやむなく処分される犬猫のお話です。

4月9日の新聞によりますと、「県動物保護管理センターが実施した2006年度の処分数は、犬が引き取りと捕獲を合わせて2878匹、猫が1万2621匹(一部抜粋)。引き取り、処分ともに犬が10年前の4分の1に減少しているのに比べ、猫は3分の2程度の減少にとどまっている」。

このように野良猫や捨てられた猫の運命は過酷です。この数字以外にも猫が交通事故、飢えや病気で命を落としているはずです。悲しい実態です。

そこで私どもの動物病院でできる猫愛護とは、「捕獲」、「避妊去勢」、「里親探し」です。
雄も雌も手術によって中性化すると、繁殖が止まり、闘争も減って触れるようになります。

一匹一匹が私たち人間と同じように感情と心を持った生き物です。私たちの猫愛護が少しでも野良猫の環境を変えてくれることを願っています。

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2016年04月10日
【季節の話題】
犬の花粉症ってあるの?
ワンちゃんにも花粉症があり、その数は年々増加しています。その原因は、人間の場合と同様に様々な環境の変化によるところが大きいようです。具体的には、スギ、ヒノキ、ハンノキ、オークなどの樹木やヘラオオバコ、ギシギシ、ニワトコ、ブタクサなどの雑草などの花粉が原因のようです。主に口および眼周囲、耳などの痒みを伴う皮膚症状が現れます。また、体をこすりつけるなどの様子がみられるようであれば、可能性があります。
このような様子が見られたら、動物病院で診てもらうようにしましょう。そして適切な処置をしてあげてください。

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2016年04月07日
【最近のペット事情】
犬にもボケがあるの?
数日前から昼間はぐっすり眠り、夜中になると大きな声でウォーと吠え続けます。どこか痛いのではないかということで14歳雄の犬が来院しました。

ララちゃんは、元気が自慢の犬でしたが、最近狭いところに入ると出られなかったり、同じところをぐるぐる廻るようになりました。

これはズバリ犬の痴呆症です。
痴呆の犬によく見られる異常行動は次の5項目があります。

1)夜中に意味もなく大きな声で鳴き続ける。
2)歩行はトボトボと円を描くように歩く。
3)狭い所に入りたがり、自分で後退できないで鳴く。
4)飼主さん、犬の名前がわからなくなり、何事にも無反応。
5)よく寝て、よく食べて、下痢もせず、痩せてくる。

これらのうち2項目以上が当てはまる13歳以上のワンちゃんは痴呆症の疑いがあります。

そこで痴呆の犬にはどうしてあげるといいでしょうか。
夜中に歩き廻ったり、狭いところやコーナーで曲がれないと鳴き続けることがあります。
これにはくるくると折りたためるお風呂のふたをお勧めします。3枚の風呂のふたをガムテープで固定し、中にペットシーツを敷き、その中にワンちゃんを入れておきます。
障害物がないため、ふたに沿って歩き続けます。疲れて寝込んでしまうこともあります。飼主さんの寝不足の解消になると思います。
治療薬については、ワンちゃんの状態に応じて処方致します。

このようにワンちゃんの高齢化が進むとともに、痴呆症も増加しつつあると考えられます。
また、介護や治療が発生し飼主さんの負担も増えることも考慮しておかねばなりません。

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2010年11月01日
【最近のペット事情】
これが同じ猫ちゃんなの?!
もどきbefore.jpg まだ本格的な夏が来る前の6月のことでした。

1匹の猫ちゃんが来ました。

顔面から頸にかけて、よろいで覆われたように
それはそれはすごい形相でした。
衰弱もしていました。

原因はダニとノミの寄生による皮膚炎でした。

それによる貧血、二次感染もありました。

(治療前)


治療を重ねた結果、今ではこんなに見違える
立派な猫ちゃんになりました。

(治療後)
もどきafter.jpg

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