2016年04月07日
【最近のペット事情】
犬にもボケがあるの?
数日前から昼間はぐっすり眠り、夜中になると大きな声でウォーと吠え続けます。どこか痛いのではないかということで14歳雄の犬が来院しました。

ララちゃんは、元気が自慢の犬でしたが、最近狭いところに入ると出られなかったり、同じところをぐるぐる廻るようになりました。

これはズバリ犬の痴呆症です。
痴呆の犬によく見られる異常行動は次の5項目があります。

1)夜中に意味もなく大きな声で鳴き続ける。
2)歩行はトボトボと円を描くように歩く。
3)狭い所に入りたがり、自分で後退できないで鳴く。
4)飼主さん、犬の名前がわからなくなり、何事にも無反応。
5)よく寝て、よく食べて、下痢もせず、痩せてくる。

これらのうち2項目以上が当てはまる13歳以上のワンちゃんは痴呆症の疑いがあります。

そこで痴呆の犬にはどうしてあげるといいでしょうか。
夜中に歩き廻ったり、狭いところやコーナーで曲がれないと鳴き続けることがあります。
これにはくるくると折りたためるお風呂のふたをお勧めします。3枚の風呂のふたをガムテープで固定し、中にペットシーツを敷き、その中にワンちゃんを入れておきます。
障害物がないため、ふたに沿って歩き続けます。疲れて寝込んでしまうこともあります。飼主さんの寝不足の解消になると思います。
治療薬については、ワンちゃんの状態に応じて処方致します。

このようにワンちゃんの高齢化が進むとともに、痴呆症も増加しつつあると考えられます。
また、介護や治療が発生し飼主さんの負担も増えることも考慮しておかねばなりません。

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