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2008年04月08日
【最近のペット事情】
最近はやりの「デブ猫」ちゃんについて
719558546_73.jpg いわゆる肥満のネコちゃんをたくさんみていますが、見た目はやっぱり思わず笑ってしまうくらいかわいいですね。
でも人間同様もちろんよくないです。
テレビでも病院にかかったことがないと飼い主さんはいっていますが見た目だけじゃわかりませんし血液検査をすれば何らかはでてくると思います。
手術をしていても開腹すると脂肪がたくさんあるのがわかります。
脂肪があると手術もやりにくいのです。
なので将来のことを考えてやるのならあれは飼い主さんの責任ですから、なにかしら手を打つことは必要です。

運動させるのが一番ですが、室内外で留守がちだとなかなかそうもいかないのが飼い主さんの現状ですよね。
ですから、食べさせすぎない、ローカロリーのフードを選ぶなどのアプローチも肝心です。
特に多頭飼いですと、ついついおデブちゃんが他のこの分までがつがつ食べてしまっているかもしれません。
ですので、なるべく少量を数回にわけて目の届く範囲で食べさせてあげるのが良いかと思います。

写真は患者さんのコケッチ君(6歳)です。
もともと親猫も野良ですが大柄で、兄妹もメスで5kgと大きく、そういう家系でもありますが、ちょっとずつ太って今では9kg越えで、デブネコ界では小結くらいの感じです。

近々もっと運動できる広さのある家に越されるという話ですが、ネコちゃんの場合走り回る広さよりも上下運動できる高低差をなるべく作ってあげるのが良いかと思います。

人間も動物もメタボリックには気をつけたいものですね。
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2008年04月07日
【最近のペット事情】
悲しい現実
先週、最近よく吐き、元気食欲がないということで一匹の猫が来院しました。
その猫は9歳の雌猫MIAU(ミアウ)ちゃん。飼主さんは外国人の方で、本国から連れて来て日本で生活しているようです。

血液検査、血液生化学的検査、尿検査の結果、慢性腎不全の末期で尿毒症と診断を下しました。重度の脱水もあります。
慢性腎不全はネコちゃんの死亡原因の第1位の病気です。
慢性腎不全は、何らかの原因により長期間にわたって腎臓の機能が徐々に低下し、病態は確実に進行し元に戻らないと言われています。

ミアウちゃんは、体重3.5キログラム、Cr(クレアチニンの略)19.8mg/dl、BUN (血液尿素の略)140.0mg/dl以上、TP(総蛋白質の略)9.9mg/dlと高値を示しました。

CrもBUNも腎臓から排出されますので、腎臓の働きが落ちると、体にたまってしまいます。この性質を利用して腎臓の機能を評価するのが、血中のBUN値であり、Cr値であるわけです。正常値(基準値)は以下の通りです。
Cr0.8〜1.8mg/dl、BUN17.6〜32.8mg/dl

飼主さんに写真や図表、数値を示してゆっくりとした日本語で説明させていただきました。理解していただいたのか、大粒の涙が止め処なく流れました。

ヒトの場合、人工透析を受けるか、腎移植を受ける以外に命を延ばす方法はありません。残念ながらネコや犬の場合、そのような延命手段を取れないのが現状です。

ミアウちゃんの治療は、輸液を主体に腎不全に対する血圧のコントロールと嘔吐の制御、吸着剤の投与をして症状の改善を計っております。一日でも長くミアウちゃんと過ごせるように努めております。

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